乳がん手術後の合併症について

乳がん手術後の合併症について乳がん手術

私は乳がんの全摘手術(腋窩リンパ節郭清)をしましたが、手術そのものよりも手術後の合併症が困りました。

乳がんの手術そのものは、正直言って「どうってことなかった」です、こんなこと言うと変かもしれないですけど。

「痛かったでしょう・・・」とよく聞かれるけれど、それが全然なんです。
痛くもかゆくもないんです。
見た目は、乳房はばっさりなくなってるし青あざみたいでグロいですがそれだけです。(色は内出血なので消えます)

傷みは完全に薬でコントロールされますので無痛です。
検査の方が痛かったくらいです。

しんどいなと思ったのは手術後の合併症でした。

といっても、生命云々とかそれほど深刻な状態になったというわけではなく、日常が不便になった程度なので気楽に読んでください。

私が困ったのは手術痕にリンパ液がパンパンに溜まったこと、腕の動きが制限されたこと、背中が凝ってロボットのような動きになってしまったり、他にも二の腕のしびれや浮腫みもありました。

たぶん、皆さんも手術後は何等かの合併症はあるかと思いますので、私の経験したものがどの程度のものなのかはわかりませんが、経験したままを書いていきたいと思います。

しんどいなと思ったのは手術後の合併症でした。

手術後の合併症1:手術痕にリンパ液が溜まる

手術後は手術の痕から脇の下にかけてリンパ液が溜まることがあります。
手術直後は病院でドレーンチューブを付けて液を排出します

私の場合トラブルがありましてドレーンなしだったので、注射針でリンパ液を抜きに何度も病院に通いました。
一度にかなりの液が抜けるのでびっくりです。
どのくらいか正確なことは覚えてないですけど、ペットボトル1杯くらいはあったような(うろ覚えです)

4~5日に一度抜いてもらって、それでもすぐに水が溜まって苦しくなるので、また抜いてもらって、永遠に終わらないんじゃないかと思ったのですが、1ヶ月以上経ったころやっと液を抜かないで済むようになりました。

切った皮膚が本体の肉(?)にくっつくのですが、少しずつ海綿のようなスポンジの壁ができて行って隙間が埋まっていくようなイメージでしょうか(間違ってたら教えてください)。
最終的には隙間が完全に埋まって液が溜まらなくなりました。

手術後の合併症1:手術痕にリンパ液が溜まる

手術後の合併症2:腕が上がらない

手術後は腕の可動域が狭く、特に腕を上に持ち上げることができなくて日常生活に困りました。

腕を伸ばした状態で45度の角度以上には上げられないのです。
脇の下を触ると腱のような筋がつっぱって、腕の動きを阻害しているような状態でした。

被る服が着られないので、いつも同じ前開きのシャツばかり着ていました。前開きの服だと脱着が楽だからです。

髪を洗うのもできないので片手で洗ったり、洗濯物を干すのはできないので家族に干してもらっていました。

日常生活で腕を使うようにしただけで特にリハビリの運動はしませんでしたが、徐々に動かせるようになり、2か月くらいかかりましたが、違和感なく腕を上げられるようになりました。

手術後の合併症3:背中が凝る

手術直後の麻酔から覚めたときからずっと背中の肩甲骨の「膏肓」というツボが凝って凝って辛かったです。

「病膏肓に入る」のツボです。

膏肓

病膏肓に入る

「膏」とは心臓の下の部分、「肓」とは横隔膜の上の部分のこと。
この部分は薬も針も届かないので、治療が困難な場所であり、そこに病が入り込んだということから、病気が重くなって治療のしようがないことを意味した。

『春秋左氏伝』

上に書いたように腕が伸ばせないのでストレッチもできないので、何もできなくて困りました。
病院に持っていけばよかったものNO1は「ツボ押し棒」です。

これ!

ツボ押し棒

手術後の合併症4:胸から腕にかけて痺れる

切った胸から脇の下を通って脇腹あたりまでと、二の腕の感覚がなく、ジーンと痺れていました。

ヒジをぶつけてジーンと痺れたことありますか? あれのジーンに似てます。ただ、もっとずっとかすかなものです。

手術から7年経った今、痺れこそなくなりましたが、そのあたりの皮膚の感覚はないので、残念ながらもうこのままだと思います。
神経を切っているために感覚は戻らないのだとか。

手術後の合併症4:胸から腕にかけて痺れる

手術後の合併症5:腕の浮腫み

腕の浮腫みは、腋窩リンパ節を郭清して取り除いたために、わきの下からのリンパ液の環流が悪くなることによって起こります。

私はリンパ節郭清をしているので、手術直後は二の腕から指までの浮腫みが出ました。
ただし、この時は一時的なものだったようで、他の合併症が薄れるのと同時に浮腫みもおさまっていきました。

本格的にリンパ浮腫になったのはそれから5年後のことです。
リンパ浮腫は手術後の割と早い時期に出る人が多いようですが、私の場合はかなり時間が経過してからの発症でした。
そのことは別ページに書きましたのでよかったらお読みください。

リンパ浮腫の基礎知識:私がリンパ浮腫を発症してしまったきっかけ
乳がんの手術で脇の下のリンパ節(腋窩リンパ節)を切除した人はリンパ浮腫になりやすいので注意しなくてはなりません。私も乳がんの手術をきっかけにこのリンパ浮腫を発症してしまった一人です。今回はこの「リンパ浮腫」についてお話したいと思います。

手術後の合併症 まとめ

手術後の合併症 まとめ

だいたい手術後にいろいろ出る合併症が一段落したのは1ヶ月半くらいです。
そしてそのあと化学療法が始まりました。
その様子はこちらです。

乳がんの化学療法1クール目:抜ける前早々に髪の毛を剃ってしまった
乳がんの化学療法というのは実にさまざまな種類があるのですが、私はTC療法というものをやりました。TC療法はドセタキセル(商品名:タキソテール)とシクロホスファミド(商品名:エンドキサン)という2つの薬を組み合わせて投与するもので、早期乳がんに対する標準的な治療の1つです。

乳がんの手術は出っ張ってるところを切除するだけなので、内臓の手術に比べたら比較的楽な方だと思います。
困ったことがあったら、なんでも病院に相談すると安心です。
きっと親身に相談を聞いてくれると思いますので、遠慮せずどんどん聞いてみましょう。

 

ひばり
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出典
膏肓 ツボネット

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人とお金の大切さ

病気になるとお金と人に助けられます。

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もちろん、お医者さんの一言一言に一喜一憂することもありました。

セカンドオピニオン的に、治験や保険も考えておくといいと思います。

乳がんと保険とFP

乳がんになるとやはり気になるのがお金。

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予定利率が高いドル建て保険の検討もいいかもしれません。

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ただ、人生”100年”時代を考えてください。
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2025年には5人に1人が認知症を発症というデータから
認知症保険の加入の検討
現状、要支援・要介護認定を受けている75歳以上の割合は3人に1人。
介護のリスクを考えて要介護2レベルの保険は必須ではないか?

ただ、乳がんの方は保険加入のハードルがかなり上がりますので、小まめに加入できる保険や見直しては、必要だと思います。
このページには、乳がんではない方も、多く訪れていただいていますので、早めに保険の見直しを行っておくといいと思います。

私は、乳がんになる前は保険なんて無頓着でしたが、病気以降はチョイチョイ相談しています。

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