抗がん剤治療前の準備

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抗がん剤治療をする前の準備化学療法・抗がん剤
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抗がん剤治療(薬物療法 化学療法)をする前にしたこと、あるいはした方が良かったなと思ったことを書きたいと思います。

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抗がん剤治療前に副作用に備えた準備

抗がん剤治療が始まると、実にさまざまな副作用が現れます。
同じ種類の抗がん剤を使っても人によって副作用の出かたや強弱が違いますが、副作用自体は必ず訪れるものです。

抗がん剤はがん細胞をやっつけるために、正常な細胞をも攻撃します。

体調を万全にしてから

なので、抗がん剤治療が始まる前に、治療できるものは治療して、体調を整えておくことがとっても大切になります。

抗がん剤治療が始まる前に、治療できるものは治療して、体調を整えておくことがとっても大切

抗がん剤治療前:歯の治療

抗がん剤治療中は口内炎や吐き気があるし、細菌感染にも弱くなるので、ぜひ虫歯や歯周病は治療しておきましょう。

 

なんともなくてもチェックしてもらおう

なんともなくても、虫歯が知らず知らず進行していることもあるので、必ず歯科医院に行ってチェックしてもらうのをおすすめします。
いざ抗がん剤治療が始まってから、歯痛み出したなんていったら最低ですから。

 

ぎりぎり間に合った虫歯治療

私の場合、普段から定期的にクリーニングしているので必要ないと思っていたら、なんと抗がん剤治療の予定日10日前に冷たい水が沁みだして、急いでかかりつけの歯科医に診てもらったところ、案の定「虫歯」でした。

幸いそれほど進行していなかったので、応急処置的に治療してもらいまして、安心して抗がん剤治療に入ることができました。
間に合ってよかったです。

虫歯や歯周病は治療しておきましょう。

 

抗がん剤治療前:風邪対策

風邪をひいてしまうと抗がん剤ができなくなります。
そうなると計画的に日数を計算して抗がん剤をうける意味がなくなってしまうので、風邪をひかないことはとても大切です。

 

手洗いとうがいは忘れずに

私はあまり風邪をひかないたちで、普段はそれほど気を付けてません。
せいぜい帰宅時におおざっぱに手を洗って水だけで軽くうがいをする程度。

けれど抗がん剤前~終了後しばらくは、手洗いとうがいはうがい薬で時間をかけて念入りにするようにしました。

 

身体を冷やさないように

私が抗がん剤治療を始めたときは気温が変動しやすい時期だったので、うっかり寝冷えをしないようにとか、そんなことに気を付けていたのを覚えています。

治療が始まってからは免疫力が低下しているので、風邪にはなおさら気を付けます。

風邪をひかないことはとても大切

 

抗がん剤治療前:髪をカット

長髪の方はショートカットにしておいた方が良いです。
抗がん剤の毛の抜け方はかなり「まだら」なので、毛が長いと哀しい印象になってしまうからです。

 

私の失敗

私は1回目の抗がん剤の直後に丸ボウズにしてしまいましたので、ちょうど髪の毛が抜け始めるころには高校球児くらいの長さでした。

脱毛しはじめると、面白いようにごそっと抜けるのですが、朝、枕を見ると枕に2ミリくらいの毛がいっぱい付いているんです。

その短い毛をいちいちガムテープで取るのですが、突き刺さったようになっているので、これがまた取りにくいことこの上ない状況になってしまいました。

 

抜け毛のこと

髪の毛って、思ってる以上にたくさん生えているんですよ。
いっそ頭に残ってる毛を取ってやろうと、頭にガムテープを貼って、残っている毛を取ってしまいました。
でもこれホントはだめなんです、皮膚を傷めるので。

短い毛なので、お風呂の排水溝にも流れてしまうので詰まる原因になりやすいし。

 

ベリーショートがおすすめ

なので、抗がん剤の前にしておく長さのおすすめは、ずばりベリーショートです。
それが一番楽ではないでしょうか。
ベリーショートにしたことがない方は、試してみるチャンスになるかも。

髪をカットしておく

 

抗がん剤治療前:カツラ(ウィッグ)や帽子の準備

私はお金がなかったので帽子だけで乗り切りましたが、ウィッグを使う方は抗がん剤治療前に用意しておいた方が良いでしょう。

 

医療用ウイッグは高い

実際、医療用ウイッグはかなりの値段がします。
しかもオーダーだとさらに高いです。
1万円から高いのだと30万円するというのを聞いたことがあります。

 

ウィッグは時間がかかる

既製品ならすぐ使えますが、オーダーだと1ヶ月かかるようです。

お店に行って試着できればベストですが、忙しかったり家から遠かったりすると不便ですので、そんな方は自宅で無料で試着できるサービスがありますので利用すると便利ですね。

いちど試着してそれを返して頼むような方法だとやはり時間はかかりますので、ウイッグは余裕をもって決めた方がよさそうです。

 

つけ眉毛

ちなみに、眉毛もなくなるので、貼る「つけ眉毛」というのもあります。

 

カツラ(ウィッグ)や帽子の準備

抗がん剤治療前:水虫・爪白癬

もし水虫や爪白癬などがあれば治しておいた方が良いかと思います。
(って、水虫や爪白癬って簡単に治せるものなのか?)
簡単に治せるかどうかわかりませんが、できれば治した方がいいですよ。

 

副作用で手足の皮膚がえらいことに

というのも、抗がん剤(ドセタキセル)の副作用で手足の皮膚がまるで火傷のようになってしまうのです。

私はたくさんあった副作用の中で一番つらかったのがこの「手足のヒリヒリ」です。

それはそれは、もんっのーすごーく痛い!!
あれはとんでもなく辛かったです・・・

寝ても起きてもずっと24時間、手足を炙り続けられているような痛さです。そしてヒリヒリがおさまると皮がベロンと剥けます。

 

手足のヒリヒリだけは勘弁願いたい

正直、全体を通して私が経験した抗がん剤体験はそれほどつらくなかった。
もう一度やれと言われたら、嫌だけどまたできると思います。
けれど、この手足のヒリヒリだけはもう経験したくないです。

 

抗がん剤の副作用で爪も抜ける

抗がん剤は細胞分裂の早いものほど影響が出るので、髪や爪はもろ影響があります。
爪も剥がれます。

爪は抗がん剤をやるたびに横に縞模様ができ、皮膚から浮いたようになり、最終的には根元から剥がれます。

ただし、意外かもしれませんが、見た目のインパクトとは裏腹で痛さはありません。
ただ、剥がれた爪の隙間から黴菌が入ると大変ですので、水虫は治しておいた方がいいでしょう。

副作用で手足の皮膚がえらいことに

 

抗がん剤治療前:用事はすませる

体調を整えるために、規則正しい生活を心がけたりするのは言うまでもありません。

行きたいところに行っておく

抗がん剤治療は通常は通院で行いますので、外出の制限はありません。
ですが、抗がん剤の回が進むごとに、免疫力の低下で風邪などに感染しやすくなるほか、だんだん身体がだるくて動きたくなくなります。

ゆったりと治療生活を送るためにも、高額医療費控除の手続きや、必要な用事は済ませておくと後々楽です。

 

好きなものは思いっきり食べておく

ちなみに、味覚障害が出たり口内炎で思うように食べられないこともあるので、食べたいものは抗がん剤治療前に思いっきり食べておくといいですよ。

特に生ものは食べられなくなるので、治療前に食べておくと良いですよ。

好きなものは思いっきり食べておく

 

以上、抗がん剤治療前にしておいた方が良いことを思いついたまま書いてみました。
やれることはやって万全の体制で抗がん剤治療を始めたいものですね。