乳がんの抗がん剤による「手足症候群」について

手足のしびれと感覚の麻痺

乳がんの化学療法中の副作用については回に分けて書きましたが、ちょっとざっくりすぎたので、副作用それぞれに絞っても詳しく書いていこうと思います。
何クールにこういう症状が出たよ、と、いうのはこちらをお読みいただければと思います。

TC療法という乳がんの化学療法中の副作用で「手足症候群」に辛い思いをしましたので、そのことを思い出して書き記します。

抗がん剤の副作用はいろいろありますが、中でも私が一番つらかった「手足症候群」の皮膚の症状について書きます。

抗がん剤の副作用「手足症候群」皮膚の焼けるような痛みと水泡

抗がん剤の点滴後、4~5日後あたりから、皮膚が痛み出します。

痛くなり始めは皮膚の色は若干、赤くなるだけなので、おそらく見た目だけでは痛さがわからないと思います。

皮膚の痛さは心底辛いもので、皮膚の表面が火傷のような痛みがずっと続きました。

火傷ってほんの少しの皮膚でもいたいじゃないですか。
それが足の甲1/3、手の甲1/3にあり、寝ても覚めてもエンドレスでヒリヒリするのです。

※注
抗がん剤の副作用は程度の差があるので、私のように辛い目にあった方、大したことのなかった方、いろいろかもしれませんが。

やけどのような痛み

火傷と全く同じような痛みがずっと何日も続きます。

火傷は皮膚のごく一部でも痛いですが、あれが手足の甲1/3くらいの大きさであるとイメージしてください。

皮膚が桃の皮のように剥ける

手足の皮膚のヒリヒリは1回の抗がん剤のあと6日に、皮膚がヒリヒリ痛みし出し、8日がピークでそのあと徐々に水泡になります。

中は赤向けの皮膚なのでできる限り皮膚をはがさないように注意しました。

表皮一枚が乗った状態の皮膚なので、物が当たると飛び上がるように痛くたまらないんです。

触るものはぜんぶ痛い

冬でしたが布団は痛くて掛けられないので、足を外に出して寝ました。

伸びてゆるゆるの靴下を履いてみましたが、痛くて耐えられないので、裸足で過ごしました。

伸縮性のないタイプの包帯で巻いたりしましたが、皮膚に当たったとこが痛いのでやめてしまいました。

結局何もできないでそのまま手足ともむき出しでいるしかありませんでした。

洋服を着替えるのも一苦労です。

やがて皮膚が剥ける

そしてその後は皮膚が面白いように剥けました。
ちょうど熟した桃の皮のように。

そのころは下の皮膚ができている頃なので、痛くはありません。

面白いことに一度このヒリヒリを体験した皮膚は、次の抗がん剤をやっても無傷なのです。

痛くなるのは隣あった別の箇所で、痛い部分が移動するんです。
理由は知りません。

4回の抗がん剤で、まんべんなく手足の皮膚が剥けていきました。

手足症候群:手足の皮膚トラブルを防ぐには

点滴のときに、手足症候群を冷やすと予防できるそうです。
これは皮膚だけではなく、爪のダメージも防ぐ効果があります。

冷却用グローブとソックス

「冷却用グローブ(凍結手袋・フローズングローブ)とソックス」で、冷やしてくれる病院が増えています。

私のときはやってくれなかったので、なかったのか忘れていたのか不明です。

自分で用意する手も

病院にない場合は、自分で用意する強者もおられます。
鍋つかみ用のミトンとアイスノンを持参して冷やすんだそうです。

看護師さんや薬剤師さんに聞いてみて、できるならやっても良いかと思います。

 

冷却用グローブとソックス

手足症候群:私がしたケア方法

私が使用した薬

「ヒルドイドソフト軟膏」というクリームを塗るだけ。

ヒルドイドソフト軟膏

ヒルドイドソフト軟膏

ヘパリン類似物質が主成分
皮膚に水分を補給する、傷の修復、高い保湿力、血行促進作用、血液凝固を防ぐ、鬱血を改善する、傷の治りを早める・・・軽い抗炎症作用も

効果があるのかないのかわかりませんでしたが、他に頼るものがなく、ひたすら病院で処方していただいたこのクリームを塗っていました。

塗るのも痛いので「乗せる」

そうそう、塗るのも痛かったです。何か皮膚を触るのは悲鳴を上げるくらい痛いので、塗り込むのはできず皮膚の上に「乗せる」だけ。

ヒルドイドソフト軟膏 

 

風呂

ラッキーなことに寒い手足に副作用がでたのは寒い季節だったので、風呂は3日に1度にしました。
本当は毎日入りたいけれど「痛いから無理」ということで我慢です。

寒いのでシャワーだけで済ますことができず、かといって湯船に浸からないと寒いし、第一風邪をひくと抗がん剤がストップしますので困りました。

我慢の限界がきたら水のようにぬるいお湯にしたり、手足を湯船から出してなんとか入りました。

手が痛いから頭が洗えないって思うでしょ。
でもそれは大丈夫、つるっぱげだから、その点では髪の毛がなくて助かりました。

ラッキーなことに寒い手足に副作用がでたのは寒い季節だったので、風呂は3日に1度にしました。

私の場合、とても怖くて履けませんでした。無理して履いたら痛くて立ちすくんでしまったでしょう。

私は家で仕事をしているので、通勤がなくて助かりました。

通勤はまるで無理だったと思います。
買い物は、峠を越すまで主人に頼んでしまいました。

今ならネットスーパーがあるので楽だと思います。

 

手足症候群はいつから出た症状か

私の場合、3回目の抗がん剤投与の3日後に、手足のしびれが来ました。

そこからあれよあれよと皮膚がひどくなり、やけどのようなヒリヒリが襲ってきて、その後皮膚が広範囲で水泡になりベロンと剥けました。

も波打ってきて薄くなり、もろく割れやすい状態になり、やがて全部剥がれ落ちました。

化学療法全体を通して、いろんな副作用の症状が出るのは後半なのかっもしれません。

パクリタキセルはなりやすい

私がやったのはTC療法というもので、パクリタキセルとシクロフォスファミドを3週間ごとに1度投与するもので、これを4回(4クール)繰り返すものでした。

(医学的なことはわからないけど、最近は変わったのかな?
パクリタキセルとカルボプラチンを組み合わせるのもあるみたいですね。)

手足症候群を引き起こしやすい薬はいろいろありますが、私の場合は「パクリタキセル」が元です。

パクリタキセルは末梢神経障害を引き起こしやすい薬と言われています。

乳がんの副作用「手足症候群」について

私が体験した手足症候群の種類

同じ抗がん剤を使っても、人によって症状の出方が違うみたいです。
程度の差もありますので、皆、私と同じではないですので、その点ご了承願います。

以下のものは私の症状です。

  • 皮膚のヒリヒリした痛み
  • 水泡
  • 色素沈着
  • 爪が薄くなる
  • 爪が割れる
  • 爪が剥がれる
  • 手足のしびれ
  • 転ひやすい

副作用「耐えられるか」「耐えられないか」

副作用を一口に言って「耐えられるか」「耐えられないか」とざっくり分かれると思うんですよ。

例えば「色素沈着」。
そんなものは生きる上でどうでもいいことです。
身体の一部分の色が濃くなったってどうでも良いことじゃないですかー。
んなもん、どうでもいいわよ。

そんなことより、痛くてつらいとか、苦しくて辛いことの方が重要でしょ。
痛いとか辛いとかは「死んだ方がまし」と思うことさえありますよ。

そういう面で私が辛かったのが、皮膚のヒリヒリした痛みです。

副作用「耐えられるか」「耐えられないか」

抗がん剤による手足症候群はなぜ起こるのか

私もなぜ起こるのか知らなかったので、今回調べてみてびっくりしました。

なぜならその答えが「わからない」だったからです!

え~? あんなにつらかったのにわからないって何それ!
そんなのありですか??

抗がん剤の副作用が身体の末端「手」「足」「頭」の表面に影響があるのは確かです。
その面で、末端の最たるものである手足に症状が強くでたんでしょうね。

手足症候群のグレード

グレード1:日常生活に支障を来さないレベル

  • しびれ
  • ヒリヒリ感などの感覚の異常
  • 痛みを伴わない皮膚の腫れ・赤み
  • 爪の変形

手足のしびれや皮膚のヒリヒリした感じ、物に触れると痛いなど。皮膚の腫れや赤みを生じることもあり。見た目の変化はないことも。日常生活に大きな支障はありません。

グレード2:痛みを伴い、日常生活に制限を来すレベル

  • 痛みを伴う腫れ・赤み
  • 皮膚の過角化(皮膚が厚く硬くなり、ガザガザする)
  • 爪に強い変形・脱落

腫れや赤みに痛みを伴うため、水仕事がしづらい、長時間の立ち仕事はつらいなど、日常生活に制限が出てくるようになります。

グレード3:日常生活を送るのが困難なレベル

  • 手や足に疼痛(激しい痛み)
  • 皮膚の過角化(皮膚が厚く硬くなり、ガザガザする)の進行・ひび割れ
  • 水泡(水ぶくれ)・潰瘍

水泡(水ぶくれ)を生じ、激しい痛みがあるため、歩けなくなるなど日常生活を送ることが困難になります。水泡が破れると、びらんや潰瘍を生じ、出血やかさぶたの症状になることもあります。

たぶん私はグレード3だったみたい。
主治医に訴えても「そもそも抗がん剤は辛い」というのは大前提なので、保湿クリーム(ヒルドイドソフト軟膏)を出してくれるだけでしたが。

それもそのはず、時間が経過するにつれ、症状は改善していきました。

もしこれを読んでいる方で、手足につらい症状がある場合、大丈夫です。
今だけです。時間が経てばきっと改善しますのでね。

手足症候群を防ぐ方法

手足症候群をある程度、防ぐ方法はわかっています。

それは点滴時に手足を冷却用グローブとソックスで「冷やす」ことだったのです。

冷却用グローブとソックス

抗がん剤を受けるときに、手足を冷やすと副作用を軽減できるそうです。
冷やすことによって血行を鈍くさせることが末梢神経障害の予防になるのです。

病院で冷却用グローブやソックスがないか、事前にぜひぜひ確認しておきましょう。

私はこれをしなかったために手足症候群はひどい目にあったので、「絶対に確認して!」と申し上げます。

この冷却用グローブ、ソックスは、アメリカのメーカーから日本国内の業者が輸入し、医療機関へ販売しており、頭髪用のキャップもあります。
(ただしキャップはあまり一般的ではないとのことです)

ただし個人販売がされていないので、病院に頼んで入れてもらうか、主治医に依頼し診断書を提示すると購入ができるそうです。

もし病院にない場合は自分で用意することもできます。
手は鍋つかみに保冷剤を入れたもの、足はアイスノンで冷やしたという強者がいます。

遠慮は禁物

もしこれを読んでこれからパクリタキセルを使う方がおられるとしたら、遠慮せずに病院に問い合わせてみてください。

あとで泣く羽目にならないために・・・・。
あの手足の痛さは尋常じゃないから。

もしくは自分でアイスノンを用意しても良かったかも。鍋つかみにアイスノンを入れて工夫してる方もいるという話を聞いて、何か損した気分です。

結局「自分の身を守るのは自分」なんだなーとつくづく実感した次第です。

遠慮することはないです、病院側にはどんどん質問したり、実践した方が良いですよ。
私の痛さを参考に(?)自分で自分の身を守ってくださいね。

 

さて、次回は続いて、手足に起こったそれぞれの症状と対策を具体的に書いていきたいと思います。

抗がん剤の副作用「手足症候群」爪の変化

抗がん剤「タキソテール」による副作用の手足症候群の一つ、爪の変化について説明いたします。

爪や髪は伸びる早さが早いですよね。
身体の中でもこういう新陳代謝が激しいところほど、抗癌剤の副作用にやられやすいのです。

爪も副作用でかなり変化した部分です。
どう変化するかをご説明いたします。爪は知らない人が見たらビックリする見た目になります。

抗がん剤の副作用のひとつ、爪の色の変化や、爪の欠損をはじめとする爪のトラブルがあります。

爪の変化は、皮膚炎や吐き気などとは違い、痛みなど辛い症状はありませんが、女性は特に見た目が変わるので、髪の脱毛同様、精神的にショックに感じる方は多いのではないでしょうか。

爪の異変はなぜ起こるのでしょうか。
これは皮膚の基底細胞の細胞分裂や増殖が障害されたり、メラニンを生み出す細胞(メラノサイト)が活発になったり、爪の成長が障害されて起こると考えられています。

爪に障害を起こす可能性のある抗がん剤には、フルオロウラシル(5-FU)、TS-1、カペシタビン(ゼローダ)、ドセタキセル(タキソテール)、パクリタキセル(タキソール)、シタラビン(キロサイド)、一部の分子標的薬などがあります。

人によって違いがあると思いますが、化学療法の爪障害は以下のようなものがあります。

  • 爪の変色
  • 爪の隆起
  • 陥凹
  • 爪周炎
  • 爪の欠損
  • 爪床痛

抗がん剤治療中のネイルケア対策これは爪の変色。煤を塗ったように黒くなります。

横に線が入りシマシマになります。シマの部分はもろく、ここから割れが生じやすくなります。

剥がれてしまった爪です。爪が剥がれると精神的にショックですが、不思議と痛みはありません。

人によって症状の出方や程度が違うようなのですが、私の場合はTC療法※で以下の変化がありました。。
※TC療法で使用する抗がん剤はドセタキセル(タキソテール)、パクリタキセル(タキソール)。

  1. 白い横線が爪に入る
    抗がん剤のストレスにより白い横線が1本ずつ生まれます。
    抗がん剤は4クール、したがって線は合計4本できました。
    爪が伸びるにつれ横線は指先に移動していきます。
  2. 爪の色が黒くなる
    4クール目になると爪の表面が煤(すす)を塗ったように黒くなりました。いかにも毒を盛られたという色です。(抗がん剤は言ってみれば「毒」ですのでそんな感じです)
  3. 爪が浮く
    お風呂に入っていて爪の中に気泡ができているのに気付きました。
    つまり爪が浮いて、中にお湯が入っている状態。
    浮いたといっても痛くはありません。浮いた部分は白くなります。
  4. 爪が割れる
    1の横線のところはもろく、爪自体が浮いている状態なので、爪自体、かなり割れやすく苦労しました。

爪のトラブルを体験すると、実際体験してみると生活をしていくうえで、日頃どれだけ爪の恩恵を受けていたかよくわかりました。
爪がないと物を妻煮にくくなります。それに力が入らないので、ビンの蓋を開けるのも不便でした。
キーボードを打つのも痛いですし、包丁を使うにも気を使うものです。
もちろん、足の爪もなくなりますから、何かにぶつけやしないかと怖くなりました。

私の爪の変化はこんなかんじでした。

  1. 色が黒くなる
  2. 爪に横縞ができる
  3. 爪が指先から浮く
  4. 縞を基準に割れるので補強でマニキュアを塗る
  5. 徐々に爪が掻けたり剥がれたりして無くなっていく
  6. 最終的には全部の爪が剥がれ落ちる
  7. 全ての抗がん剤終了後、下のほうから新しい爪が生まれてくる

爪の色の変化と横シマ

色の変化

爪の色の変化もあります。
爪全体がツヤを失い、煤けたように黒くなります。
炭を触ったあとに(あまり炭を触ることない?)手を洗っても爪だけ炭の黒さが残ることがありますが、あんな感じで爪全体が黒くなり、いかにも不健康な印象なのです。

抗がん剤というのは正常な細胞が死なない程度の「毒」を身体に盛って、がん細胞だけを殺すという考え方なので、いわば「毒」なのです。

なので、黒くなった爪をみると「毒を盛られた感」があります。

上にマニキュアを塗れば隠せますので、特に気にすることはないかと思います。

抗がん剤治療中の爪の黒ずみ

 

4本の横シマ

爪の縦シマは単に加齢(老化)による減少なので、心配することがありませんが、横シマは「爪甲横溝(そうこうおうこう)」と呼び、爪の成長のもとになる「爪母」に障害が起き「爪が成長できない状態」に陥ることでできると考えられます。

 

4本の線の意味するもの

抗がん剤投与により爪の成長が阻害されるので、抗がん剤のクールごとに爪に横シマが入ります。

抗がん剤は4クールやりましたので、私の場合は4本の線が付きました。
線といってますが、正しくは「溝」で、凸凹してます。

写真を撮っていなかったので、イメージですがこんな風に4本入ります。

化学療法の副作用:爪の横線

 

爪が浮く!

入浴時ふと爪を見たときに、指の爪の中に気泡があるのに気が付きました。
押してみると気泡が爪の中で動くのでびっくり。

つまり爪が浮いて中にお湯が入っている状態なんです。

びっくりしましたが、とりあえず爪の中に水分が残るのはまずかろうと思い、風呂上りや手を洗ったあとは念入りに拭いたり、手を振ったりして水分を残さないように心がけました。

爪が浮いて中にお湯が入っている状態

白い部分が増える

通常、指の皮膚に密着していない爪は白くなりますよね。
浮いたところも同じように始めは透明だったものが白くなります。

だんだん白い部分が増えていき、爪の2/3くらい白くなると、今度は爪がもろくなり欠けやすいので、日常生活で爪を剥がさないように気を付けました。

爪が無くなる

4本の爪に付いた線は「溝」なので、そこからぺりっと剥がれることもあり、そうなった爪は全体になくなり、生爪が剥がれた状態になります。

痛み

私の場合だけかもしれませんが、見た目のインパクトとはうらはらに痛みは全くありませんでした。

もちろん、爪が変な風に剥がれると傷になることもあるので、そうならないようにやすりを使用したり、剥がれそうになりそうなときは絆創膏を貼ったり・・・

抗がん剤治療中は免疫力が低下するので、傷を作らないように気を使いますので。

そういえばあの頃はいつも爪を見ていたかも。

 

抗がん剤治療中の爪トラブルとネイルケア

化学療法中の爪は薄くてガサガサしてかなり脆い状態です。

爪切りではなく、やすりを使った方が爪に負担をかけません。
さらに爪に補強のためにマニキュア(ネイルポリシュ)を塗る必要が出てきます。

爪切りではなく、やすりを使った方が爪に負担をかけません。

正しい爪のケア方法

抗がん剤が終わっても、爪が生えそろうまで長い時間がかかります。
正しいネイルケアをして生えそろうまで辛抱していきましょう。

保湿がとっても大切

爪はかなり割れやすくなりますので、手洗後は爪の保湿剤、保護オイルや保護クリームなどを使いましょう。
爪用のマッサージオイルもありますので、爪を優しくマッサージすることで爪の成長を促します。

ネイルファイルを使おう

爪切りはNGです。かなり脆くなりますので爪やすり・ネイルファイルを使いましょう。
ささくれないように小まめにケアした方が良いです。ささくれたところから割れやすくなりますので。

睡眠時は手袋で保護

睡眠時は保護と保湿のために、綿や絹の手袋をしておくと良いです。
いろいろなタイプのものがありますが、リンパ浮腫の心配のある方は、手首の閉まらない手袋を選ぶようにしましょう。

ネイルカラーで保護しよう

向き出しの爪は外部からの衝撃がダイレクトに伝わります。
爪が弱ってるときこそ、ネイルカラーを塗って膜を作り保護しましょう。

ただし、ジェルネイルはNGです。数週間装着したままなので、その間、爪の状態を観察できず、気づかないうちに炎症やトラブルが進行していることもあるからです。

特に抗がん剤使用時は爪に優しい商品がを選びたいですね。
有害な化学物質を使用しないネイル、水性ネイルなど。

こんな爪の保護アイテムもありますよ

爪が生えそろうまで辛抱していかなくてはなりません。
爪のトラブル時に、あると便利なものをいくつかご紹介します。

補修テープ

割れた爪 ペラ爪の補修 (ファイバーシート)チップラップにも。
割れてしまった爪をしっかり保護します。
貼りたい部分に合わせてハサミなどでカットして使用します。

シルクシート シルクテープ シルクラップ 割れた爪 ペラ爪の補修 (ファイバーシート)チップラップにも

爪テープ

爪を保護するテープ。
爪にテープを巻き付け、適量をカットして使います。
テープ同士が接着するので、べたつかず爪に優しいテープ。
痛みはありません。

爪テープ

爪保護用ジェルキャップ

足指の爪トラブルに。水洗いをして繰り返し使えるのでコスパが良く衛生的です。
フットケア・親指用。

爪保護用ジェルキャップ

抗がん剤の副作用による爪のトラブル

化学療法が終わったら副作用はだんだん緩和していき、正常な身体に戻りますが、髪の毛や爪は、生えそろうまでには時間がかかります。
爪は半年、髪は1年くらいかかりますが、必ずもとに戻ります。
紹介したグッズなどを利用して、上手にこの時期を乗り切ってくださいね。

指先を守るには

爪はガサガサになり、いかにも水分がない状態です。

補強でマニキュア(ネイルポリッシュ)を塗っていました。

私は日ごろ爪を伸ばすのが生理的にだめで、何かを塗るのも気持ち悪い人なのですが、抗がん剤治療中はマニキュアは必須でした。

専用マニキュア(ネイルポリッシュ)

普通のマニキュアでも良いですが、化学療法中も身体の負担が少ないマニキュアがあります。
主成分が水でできていて刺激も少なく、揮発性の物を含まないのでニオイが気になりません。
抗がん剤治療中はニオイに敏感になる人もいますのでいいですね。

 

ジェルネイルは硬化樹脂で自分の爪の上に義爪をつけますので、健康な人でも自爪と義爪の間にカビが生えることが問題になったりします。
なので、抗がん剤治療中で免疫力のない状態なのでジェルネイルは向きません

接着剤

どんなにネイルを重ねても抗がん剤で爪は薄くなるので、割れるときは割れます。

そんなときは瞬間接着剤で補修しました。
薄い紙などを割れかかっている爪に張って接着剤を塗ると良いです。

もちろん専用の爪の接着剤があればその方がよさそうですけど。

爪のケア方法

爪が生まれていく

だいたい抗がん剤が終わって2か月くらいでしたか(うろ覚え)徐々に新しい爪が無事伸びてきます。

生まれてくるけどかなりひ弱

ただ、その爪は赤ちゃんみたいにひ弱なので、完全に伸びるまではやはり大切に保護しないといけません。

しばらくはネイルケアは続きます。

巻き爪

抗がん剤の影響で足の爪が剥がれて、その後伸びてくる時に先端が巻いてきてしまうことがあります。

「巻き爪」です。

私もそうで、たまに痛いことはあっても気にするほどではないので無視していたら、6年もたって徐々に悪化したのか痛みが増してきました。

足の親指と中指と薬指が巻き爪ですので、そろそろ巻き爪ケアをしないといけないと感じている今日この頃です。

巻き爪

「手足のしびれ」と「感覚の麻痺」も手足症候群

しびれは手足がジーンと痺れて冷たい感じです。
それはちょうど氷や雪を触ったあと、温かい部屋に入ると手足がジーンとしますよね。

あれそっくりです。
ちょっと怖くなりますが、症状自体は大したことがありませんでした。

ただ、痺れているから細かい作業がしにくかったり、転びやすかったりします。

治療中は私はよく転びました。

普通に生活していても転ぶので、靴はヒールがないものにしないと怖いです。
スニーカーでも転ぶので、あまり一人で歩かないようにしていました。
捻挫などの怪我を二次的にすると面倒ですので。

物を触った感覚が鈍いので、怪我や火傷に気が付かないこともあるので、しびれが強いときは自分で気を付けないと大変なことになりかねないです。

手足のしびれと感覚の麻痺について

しびれや感覚の麻痺のケア方法

お風呂でゆっくり温める

私が化学療法を受けたのは秋から冬にかけてなので、ちょうどお風呂に温まりたい季節でした。
けれどしびれがあると残念ながら温かいお湯に入ってる感覚がないんですよ・・・

お湯に浸かってもちっとも温かい自覚はないのですが、血行がよくなるのは確かなのでゆっくり温まることにしましょう。

手足を冷やさない

反対に冷えると血行が悪くなるので、寒い季節なら手袋や靴下で手足を冷やさないように気を付けておきましょう。(皮膚がヒリヒリして痛くなければですが)

持ちやすい工夫を

手の感覚が鈍くなるので、かなり物を落としやすかったです。
湯飲みは熱くても手の感覚がないので火傷しがちですし、落としやすいので、マグカップのように取っ手がついたものの方が良いかもしれません。

しびれや感覚の麻痺のケア方法

紐なしの靴を選ぶ

紐は結べないことはないのですが、麻痺が強いときは結びにくいので、靴は紐なしのものを選ぶと良いかと思います。

怪我や火傷をしないように

怪我や火傷をしないようにするは自分で気を付けて生活していくしかないですよね。
「自分の手足が鈍くなってる自覚」が大切なのかと思います。

具体的には皮膚の状態を清潔にするためにスキンケアを入念にしたり、包丁のような怪我をしそうなものを持つときに気を付けたりでしょうか。

「自分の手足が鈍くなってる自覚」が大切

 

しびれや感覚麻痺はいつまで続くのか

化学療法中は様々な副作用が出て、化学療法の終了後は徐々に副作用が緩和されていきますが、この手足のしびれと感覚麻痺は一番長引くようです。

しびれと感覚麻痺は徐々になくなりますが、完全に消えるのには時間がかかるみたいです。

抗がん剤を受けてから6年経ってるのですが、今もかすかに足にしびれが残っています。
とはいっても、生活に支障があるわけでもなく日ごろは忘れている程度のしびれですが。

手に持った物を良く落とすのはそのせいかもしれません。

手足のしびれや感覚の麻痺じたいは大したことありませんが、二次的に起こりえる怪我や事故を気を付けるように生活していくのが大切かと思います。

病気をすると何等かの後遺症があることがありますが、これもその一つとして付き合っていきたいと思います。

 

出典:
抗がん剤治療中の爪の黒ずみ[NPO法人 全国福祉理美容師養成協会]
にこにこ日記
わんニャの日記
爪テープ|レディススヴェンソンストアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E8%B6%B3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
https://www.medical-smile.com/html/page32.html
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1711/07/news019.html

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