化学療法中に吐き気があるときの食事の工夫

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化学療法中に吐き気があるときの食事の工夫化学療法・抗がん剤
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化学療法中は副作用として、食欲不振や吐き気を感じるケースがあります。
また、味を正常に感じないといった味覚の変化や口内炎がおきることもあり、思うように食事が摂れない悩みをかかえたりすることも。

吐き気や嘔吐は抗がん剤の治療によっておこりやすい副作用の一つ。一般的に、症状は抗がん剤の投与開始後から現れ、3 日目あたりから軽くなることが多いようです。

私も化学療法中は、激しい吐き気があることもありましたが、それ以外はずっと漫然と続く「弱い吐き気」に悩まされました。
そして、味覚がまったくなくなたり、本来の味と違う味に感じる現象もおきました。梅干しの味すら感じなくなったり、醤油の味がへんな不味い味になることも。

食べられない悩みというのは辛いものですが、治療を継続させるためにも工夫して食事ができるようにしていきましょう。

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化学療法中に吐き気があるときの食事の工夫

吐き気があるときの食事の工夫

吐き気があるときは食事の工夫で少しでも食べやすくすることが大切です。

食事時間は決めない

一日三食、きちんと字時間通りに食べる。健康時には良いですが、食欲がなく食べることが辛いのなら、時間を決めずに、自分のペースでちょっとずつ口にすることもありです。

一日三食ですとそれなりの量を食べることになりますので、目の前に置かれた食べ物を見るだけでお腹がいっぱいということもあります。

小分けにする

そんなときは、分割食い作戦です。少しでも口にできるものをちょっとずつ食べる食事は、気が付くとかなりの量を口にしていることが多いものです。
果物やヨーグルトなど食べやすいものをちょっとずつがいいですね。

吐き気があるときの食事の工夫

冷たい方が食べやすい

温かい食べ物は湯気がたっていて香りを強く感じすぎたり、口内炎などで口の中に問題があるときは特に食べにくいものです。
冷たいものの方が食べやすいと感じました。、

ヨーグルトやゼリー、果物、そうめんなどは食べやすいようです。ただ、リンゴは固いので口の中の粘膜が弱っていると食べにくく、そういうときは煮リンゴにすると食べやすかったです。

生ものはNG?

食欲が落ちた時に、果物や生野菜ならば食べられる方は多いのですが、免疫力が低下している期間は我慢です。

ただ、これは、実はあまり明確な根拠がないという意見もあります。乳がんの抗がん剤治療では、白血球減少の期間は短く、免疫低下の程度は強くないようです。

とは言っても、不安ですので免疫の下がる期間は無理にチャレンジしなくても良いのでは?と思っています。

衛生面ではお肉を切った包丁やまな板で、生で食べる野菜や果物を切る場合は、包丁やまな板を十分殺菌・消毒するようにつとめることも大切です。

油っぽいものは消化に悪い

油を使ったものは消化が悪く、胃の中に留まっている時間が長くなり、胃もたれの原因になりがちです。
ご飯、バター、麺などの炭水化物は消化が良いのでお勧めですが、それにバターや油を加えると消化は悪くなりますのでご注意を。

味付けの工夫

身体の具合が悪いときは、シンプルな味付けの方が食べやすいものです。
味覚も変わることがあるので、ただの塩煮や、冷ややっこなど、あまり手を加えないものを選ぶと良いですよ。
私の場合、食べやすかったのは塩茹での大根、何も付けないパン、白がゆでした。

また、カレーのように味付けの濃いものや、酸味が強い酢を使ったものが食べやすいこともあるようです。

味付けの工夫

食前のうがい

食事の前にレモンを垂らした水やお茶で、軽く口をゆすぐとさっぱりとして食べやすくなるという情報もあるので、よかったら試してみてください。

水分補給はしっかり

経口補水液、スポーツドリンク、電解質が補給できる飲料がおすすめ。
大量の水分摂取は嘔吐を誘発しやすくなるので、飲めるときにこまめに少量ずつ水分摂取するといいでしょう。
食事の際は水分摂取を控え、食事の食事の一時間前や食後に飲むのがいいです。

水分補給はしっかり

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吐き気があるときの食事のポイント

味覚の変化があるとき

抗がん剤の種類によっては、味を全く感じなくなったり、本来の味と違う味になったりすることがあります。
私もそうでしたが、味がしないという状態というのは、なかなかむなしいものです。
人によって違うと思いますが、私の場合は醤油味がだめだったので、洋食系の方が食べやすかったです。
あとは初めから味が濃くない、茹で野菜なども良かったです。
濃い味付けの方が良いという方もおられたので、人によって違うかもしれません。

口内炎があるとき

口内炎があるときは、沁みないように薄味で、人肌程度の温度の物が食べやすいようです。
香辛料や酸味や塩辛いものは刺激になるので、おすすめできません。
アイスクリームなど冷たいものも刺激になるようです。

飲み込みにくいとき

むせないように、少量ずつ飲み込むことです。それとパンやビスケットのようなもの、イモ類は飲み込みにくいのであまりお勧めはしません。
小さく切った方が飲み込みやすいので細かくしてみるのも手です。
とろみがある方が飲み込みやすいので、片栗粉でとじるのも良いです。

便秘がちなとき

食物繊維の多い食品(野菜、果物、海藻類、きのこ類、豆類、いも類などを多く摂るように工夫すると良いでしょう。
米は精白米より精白度の低い玄米や胚芽米の方がお通じ改善には良いです。
豆類は大豆や小豆などの加工品のおからやきな粉、つぶあんなど。
乾物(切干大根・干ししいたけ・かんぴょうなど)も利用しましょう。

ヨーグルトや漬物、納豆などの発酵食品は、腸内環境を改善し善玉菌を増やします。

ヨーグルトや漬物、納豆などの発酵食品は、腸内環境を改善し善玉菌を増やします。

下痢がちなとき

下痢がちなときは消化の良いものを少量ずつ食べる方がよく、脂肪の多い肉や魚は控えた方が良いです。
また食物繊維の多いものも控えておきましょう。(芋・海藻・蒟蒻など)

吐き気が強かったり、おう吐がある場合
現在の医療では吐き気は事前に薬によってコントロールする方法が取られます。
それでも吐き気が強い場合は、1~2時間食事を控えてみるなど無理をしない方が良いです。
脱水には注意しますが、吐き気が激しい時に無理に水を飲むと余計に吐き気を誘発します。無理をせず、収まってきたら少量ずつてスポーツ飲料などで補給します。

吐き気があるときの食事 まとめ

吐き気があるときは、食事そのものがストレスに感じることもあるのではないでしょうか。

一人で食べるより家族や友人と楽しい雰囲気で食べると食が進むことも。気候がよければベランダで食べてみたり、気分を変えてみてはいかがでしょうか。

無理をしない、ちょっとずつ食べるが鉄則です。
心配なときは栄養士さんに相談してみるのも良いでしょう。

 

ひばり
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