乳がんとビタミンDの関係

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乳がんとビタミンDの関係乳がんとビタミンD
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長年、屋外で働いている女性では、50歳以降の乳がんリスクが低下する可能性があるそうです。

リスク低下の鍵を握るのは、屋外で日光を浴びることにより生成されるビタミンD。

ビタミンDは、骨と筋骨格の健康の維持に欠かせない栄養素のイメージがありますが、ほかにも免疫力を高め、感染症やがんの予防にも有用な可能性が示唆されています。

ビタミンDは乳がんリスク低下の鍵なるか

近年は乳がんの生涯羅漢率が増加し続け、最新の統計で9人に1人は生涯で一度は乳がんになったことがあるところまで増えました。

近年の生活の形態が変わり、屋外で日光を浴びることが減ったことがしてきされています。

さらに昨今の新型コロナの影響で外出しないで家で過ごすことが増えてきました。

今後、日光不足によるビタミンD不足の影響が何かしらでてくるかもしれません。

ビタミンD欠乏症は、世界中で約半数の人に認められ、その率は上昇傾向にあるといわれます。その理由としては、以下のことが考えられています。

  • 野外での活動性の低下
  • 大気汚染
  • UVカット製品の使用
  • 人口の高緯度傾向

ビタミンDと乳がん

乳がんの多い国は?世界と日本の乳がん事情

デンマークがん学会研究センターのJulie Elbaek Pedersen氏らにより、過去20年間の乳がん罹患率の上昇傾向をビタミンD欠乏と関連付ける研究結果が報告されています。

デンマークがんレジストリから新規に乳がんの診断を受けた70歳未満の女性3万8,375人を抽出。

対象者の全職歴について調べたところ、職業的に日頃日光を浴びる職種の50歳以降の女性において乳がんリスク低下と関連することがわかりました。

日光を浴びる仕事を20年以上していた50歳以上の女性では、乳がんリスクが17%低下していたといいます。

屋外でしばらく過ごすことで乳がんリスクを下げられる可能性が立証されれば、乳がんリスクを下げることができる可能性が立証されれば朗報です。

日光を浴びること以外の生活要因についても考慮されなければならないので、今後の研究を待ちたいと思います。

ビタミンD不足と乳がん発症との因果関係ついてはこれまでも数多く議論されてきていますが、結論には至っていません。

閉経前にビタミンDを十分補給しておくことが乳がん発症予防になる可能性があるとしていますので、若いうちからビタミンDを積極的に補充しておくことは、乳がん予防になると言えそうです。

ビタミンD

ビタミンDとは

そもそもビタミンとはどういうものなのかを説明します。

ビタミンDは、ビタミンAやEと同じ脂溶性のビタミンです。水に溶けにくく、油脂に溶けやすい性質があります。

通常ビタミンは、体の中でつくることができないため、食品などから摂取しなければなりません。

けれども、ビタミンDは、食事だけではなく、体内でつくることができるという特性があります。

それはお日様を浴びること。
ビタミンDは日光に当たることによって、80%~90%を体内でつくることができるます。

80%~90%ですからかなりの量のビタミンDを作れてしまうんですね。

ビタミンDは日光に当たることによって、80%~90%を体内でつくることができるます。

ビタミンDの働き

さて、ビタミンDにはどんな働きがあるのか、詳しく見ていきましょう。

骨を丈夫に

ビタミンDといえば、まず頭に浮かぶのは「骨を丈夫にする」働き。
ビタミンDは、肝臓や腎臓で活性化に役立ちます。

腸管からのカルシウムの吸収を促進します。
これにより、血液中のカルシウムの濃度を高めて、破骨細胞の働きを抑制することで骨を丈夫にし、骨折を予防すると考えられます。

免疫機能を調節

ビタミンDには、「免疫機能を調節する」働きもありますので、最近は特に注目を集めています。

体内に侵入したウイルスや細菌などに対して、過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進します。

かぜやインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防にも関与することが分かってきました。

新型コロナ予防にもビタミンDを摂取することが話題になりました。

その他、がんや高血圧など、さまざまな生活習慣病を予防する効果も期待されています。

行動、精神のトラブルへ

脳ではビタミンD3を働き者の活性型ビタミンD3に変えることができます。そしてその活性型ビタミンD3は脳の中で神経細胞の保護や増殖・分化の調節を行っていることがわかってきています。

このため、ビタミンD3は行動、精神のトラブルへの対応が期待されています。

ビタミンDを得る方法

そんなビタミンDを得るにはどうしたら良いかをご説明します。

「食品から得る方法」そして「日光から得る方法」をご紹介いたします。

食品から

ビタミンDを得る方法

食品から得られるビタミンDには、しいたけなどのきのこ類に含まれるビタミンD2(植物由来)と、鮭などの魚類や卵などに含まれるビタミンD3(動物由来)があります。

植物性:ビタミンD2
きのこ類

動物性:ビタミンD3
サケ、マグロ、サバなどの脂肪性の魚および魚類肝臓
牛のレバー、バター、チーズ、卵黄など

お日様から

お日様から

ビタミンDは1日20分程度、日光に当たることで体内でつくることができるので、ガーデニングや散歩やウォーキングなど、外に出る習慣をつくりましょう。
なお、日焼けによるシミやシワが心配なときは、日焼け止めクリームを塗るとよいでしょう。

ビタミンDが不足しがちな人

高齢者や肥満の人、更年期をすぎた女性はビタミンDが不足しがちです。

閉経後は、女性ホルモンの分泌量が減り、骨粗しょう症になるリスクが高くなります。

骨粗しょう症により骨がもろくなると、転倒、骨折リスクが高まり、寝たきりなどの要介護につながるケースもあります。

ビタミンDを摂り、骨や筋肉を丈夫にし、転倒の予防につなげましょう。

ビタミンDの摂り方

ビタミンDの摂り方

日光浴

ビタミンDは、紫外線(UV-B)を浴びることにより皮膚で生成されるので、ビタミンD不足不足が心配になります。

ビタミンDは日光に当たることで体内でつくることができるので、散歩やウォーキングなど、外に出る習慣を心がければOKです。

1日20分程度で良いので、それほど意識しなくても実行できることでしょう。

また、紫外線による日焼けが気になる場合は、日焼け止めクリームを塗るなどの対処をしましょう。

紫外線が皮ふに悪いということも常識となっていますが、日光を恐れすぎずにビタミンDをつくることのバランスを考えながら生活することが大切です。

食品から

ビタミンDを多く含む食品としては、サケ、マスなどの魚介類に多く存在します。
きくらげなどのきのこ類にも含まれますが、穀類や野菜には含まれておらず、肉類にもそんなに多くはありません。

天日干しのしいたけやきくらげ、鮭、いわしなどの魚類、卵黄などに多く含まれています。

とくにEPAやDHAも含む魚は、動脈硬化の予防にもなりますので、毎日の食生活に取り入れるとよいでしょう。

食事でビタミンDを摂るのが難しい方、また、夜間仕事で太陽を浴びる機会の少ない人は、サプリメントを使用するという方法もあります。

ただし、一度に大量に摂取することによる弊害がある場合は注意をしてくださいね。

ビタミンDと乳がん まとめ

ビタミンD不足と乳がん発症との因果関係ついてはこれまでも数多く議論されてきていますが、結論には至っていません。

けれど最近報告された別の研究では、閉経前にビタミンDを十分補給しておくことが乳がん発症予防になる可能性があるとしていますので、若いうちからビタミンDを積極的に補充しておくことは、乳がん予防になると言えそうです。

ビタミンD補充のためには、日光浴をする、鮭などの魚を食べる、栄養サプリメントを服用する、この3つの方法しかありません。

ライフスタイルに合わせて、ビタミンDを補充して乳がんをはじめ、様々な病気を回避していきましょう。

 

ひばり
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