「手ぬぐい帽子の作り方」 – 初心者でも簡単に作れる方法とおすすめ動画紹介も
ガンの化学療法などで髪の毛が抜けることがあります。
乳がんで使う抗がん剤は髪が抜けるので(100%かどうかは知りませんが)、この時期はウイッグか帽子でつるつる頭を乗り切ることになります。
髪がないと外気に影響をもろ受けてしまうので、一日中何かを頭に被っていた方が良いです。
外に出るときはウィッグや帽子を使いますが、家にいるときは肌に優しいものが嬉しい。
そこで私は手ぬぐいで簡単な帽子を作って愛用していました。
抗がん剤治療中は肌がヒリヒリしたり、通常と違って敏感になりますので肌に優しい木綿素材がベストです。
手ぬぐいは100均でも買えて気軽にできますし、なんといっても手ぬぐいの感触が一番肌に負担がなかったので、私はもっぱらこれでした。
寝るときも起きているときも、一日中かぶっていて違和感がありません。
いろんな方が手ぬぐい帽子を紹介していますが、私はお裁縫はそれほど得意ではないし、ミシンを出すのも億劫な人です。その点、この手ぬぐい帽子は、ざくざく2回の波縫いで縫えばできるので、お裁縫が苦手な方でも簡単にできます。
そしてこの手ぬぐい帽子の利点は、手ぬぐいを切らないし、直線2本でできてしまう点、そして抗がん剤治療が終わったら手ぬぐいに戻せる点です。
さて作り方をご紹介します!
手ぬぐい帽子(タオル帽子)と折り方の詳細 – 巻きぐあいで大きさ調節
- いきなり写真がピンボケですみません。
なんの変哲もないただの手ぬぐいを用意します。
タオル帽子を作りたい場合はタオルで作って下さい。 - 真ん中で半分に折ります。
- 緑の線が頭の外周になるので、ご自分の頭に合わせて幅を決めます。
赤線を直線に縫います。ミシンでも手縫いでもどちらでもお好きな方でどうぞ。 - 頭の大きさによりますが、半端にあまるところが出てくると思いますのでそれは切るか、切りたくない方は縫ってビラビラしないようにしましょう。
私は飽きたら手ぬぐいに戻すつもりなので、あまったとこは切らずに縫ってしまいました。分かりにくいので別の写真です。↓ - 上をゴムで絞ります。この写真は一番高い部分を絞ってますが、絞る箇所は自分の好みで決めてください。
- 完成です! あっという間です。
手縫いでもたぶん10分くらいでできてしまうと思います。 - こんな風に縁を折っても良いかもしれません。
その辺は好みで変えてください。
以上、手ぬぐい帽子の作り方でした。
これ、がん治療時だけではなく、普段、頭に何かを被りたいときも使えるので、治療が終わった今もたまにかぶっています。
気が変わったら手ぬぐいに戻せば良いので、とても簡単なのでぜひ作ってみて下さいね!
手ぬぐい帽子 番外編 医療用ウイッグの蒸れにお悩みの方への対策とアイデア – 手ぬぐい帽子のすすめ
抗がん剤で髪の毛が抜けたウイッグを使う人も多いでしょう。
そこで問題なのが夏場です。
他の季節なら特にストレスにならなくても夏のウイッグはかなり過酷です。
蒸れますし、汗、そしてニオイが気になります。
暑い季節のウイッグ、皆さんどうされていますか?
「夏場のウイッグの蒸れ対策」 – 汗とりインナーキャップや汗取りパッドの活用方法とその購入先
ウイッグは夏場は蒸れますので、汗対策がかなり大変だと思います。
頭って髪の毛があるときは気にならないのですが、髪の毛がないと汗が気になります。
髪があるときは汗が髪につたって流れるのですが、髪がないと汗が頭から落ちてくるので。
お坊さんが頭をハンカチで拭いているのをみたことがありますが、よくわかります。
私も暑い時は良く頭を拭いていましたっけ。
そこで夏におすすめなアイデアを見つけたので、このブログでもご紹介します。
ウイッグ用のインナーキャップ – 通気性も吸水性も良い
ウイッグ用の汗とりインナーキャップというものがあります。
ウイッグの下にかぶり、汗を吸収させるものです。
通気性も吸水性も良いので、何枚か持っておくと便利で良いです。
ウイッグ専用の汗取りパッド – 効果的な装着方法
ウィッグに貼り付けて、吸水力の高い素材が汗を吸い取るウィッグ専用の汗取りパッドもあります。おでこの生え際あたりや襟足に貼ります。
次はちょっと裏技。
汗脇パットを活用したウイッグの蒸れ対策 – とても簡単で効果的な方法
夏場のウイッグや帽子の裏技、それは、なんとあれです!
汗脇パット~!(ドラえもんの声で)
ウイッグや帽子の中に、脇の下に貼る汗脇パットを貼ってしまうのです。
汗を吸うようにできているものなのでいい!最適です。ぜひ利用してみて下さい。
生理用ナプキンを使ったウイッグの汗対策 – 意外な活用法の紹介
もちろん、帽子を脱いで中に貼ってあるものが見えてしまったらとっても恥ずかしいと思います。
ですが、髪がないのを隠すためにウイッグや帽子をかぶるのだから、幸い脱ぐことはないですからね!
脂取り紙・リードクッキングペーパーを使ったウイッグの汗対策 – 家庭での簡単な方法
他にも、脂取り紙や、リードクッキングペーパーを貼るという手もあります。
とにかく汗を吸いそうなもの、なおかつ薄いものが良いです。
帽子用ウイッグ – 夏場の涼しさと快適さを提供する選択肢
前髪や襟足だけ毛が付いている、フランシスコザビエルのような(失礼)ウイッグがあります。あれは夏は良いでしょうね。
ただし、帽子を絶対に脱げないので、その日の行動が限定されてしまいますが。
余談ですが、私はこれを自分の毛で作ろうとして挫折した経験があります(涙)
アイスノンミストを使ったウイッグの涼感対策 – 熱中症予防にも役立つアイデア
あと、これもアイデアなのですが、今、熱中症対策として一部で話題のアイスノンミストをご存じでしょうか?
本来はシャツにシュッとするスプレーなのですが、あれ、ウイッグや帽子に使うと涼しいそうです。
頭用のミストもあるので、もしあればその方が良いかもしれません。
冷えピタを活用したウイッグの涼感対策 – 暑い夏の快適な過ごし方
熱のあるときにおでこに貼るあの冷えピタを、ウイッグの中に貼っている方もいます。
いずれにしろ、熱そのものを取り去るのではないのですが、涼しい気分になるアイテムです。
なんか熱中症対策のお助けグッズって最近はいろいろありますよね。
ただし、アルコールを含んでいるものは、アルコールアレルギーの方には向きませんのでご注意を。
そして新型コロナの影響で今年の夏はこういうものを使う人がとくに多く、品薄になってきたようなので購入はお早めにどうぞ。
ウイッグのニオイ対策 – 効果的なデオドラントスプレーの使用方法
そして気になるウイッグのニオイですが、やっぱりあります。汗や皮脂を含んだ ウィッグのニオイを消臭するデオドラントスプレーがあります。
でもファブリーズを使ってる人もいるみたい。
抗がん剤治療中はニオイに敏感になり人が多いので、ニオイの出るものは使いたくないわという方は、やはりウイッグを洗うに限ります。
通常は一週間に一度シャンプーを用いて洗うと思いますが、特にニオイや脂が気になるときは、食器用の洗剤を使うのも良いそうです。
ちなみに夏場はターバンや帽子の方が楽だそうです。
夏はできるだけ帽子で過ごす方が楽なのは確かです。
布は肌に優しいですからね。
私は家では簡単な手ぬぐい帽子を作って、家ではいつも愛用していました。
肌の感触と汗の吸いは手ぬぐいが抜群、と、私は思います。
夏のウイッグ – 抗がん剤治療中の方へのアドバイスと対策
今、抗がん剤で頑張っている友人がいます。
乳がんではないので使用する抗がん剤は違いますが、やはり髪が抜けるそうです。
「いつから抜けた?」
「いつから生え始めるの?」
と、ことあるごとに質問してきます。
薬が違うんだから全然あてにならないのですが。
私の場合と違って、抜けるタイミングも、抜ける量も違うみたいで、抗がん剤が全クール終了してから本格的に抜けだしたようです。
私のときは抗がん剤は9月から始まって、11月半ばが最後だったので、つるつるの時期はちょうど秋からでした。
計算したわけではなくたまたまですが、ラッキーなことに夏は避けられました。
友人はおそらくこれからウイッグとの付き合いになりそうです。
夏のウイッグは大変だろうなぁ。
長い付き合いになるウイッグと帽子 – 抗がん剤治療中のヘアケアについて
ウイッグや帽子と付き合うのは一年近くになるので、かなり長い期間です。
抗がん剤が終了したら無事、髪の毛が生えてくるので、生え始めた頃は
自分は髪の伸びが早い方なのだから、すぐ元にもどるだろうと、楽観的に考えていました。
ですが現実は違っていました。
全体的に均等に生えればベリーショートということになるのに、そううまくはいかないのです。
髪の毛は、襟足から生えてきて、次に頭の後ろが生えてきます。
前髪はまったくぜんぜんやる気なしで、細い毛がちょっとずつしか伸びません。
なぜ一年も生えそろうのに時間がかかるのかというと、前髪の伸び待ちだからです。
前髪の、特に生え際はまるで産毛のようでした。
なかなかやる気の出ない前髪が伸びるのは1年近く待たなければならないのです。
毛質はやっぱり変化した – 抗がん剤治療後の髪の変化と対処法
毛質が変わるんですよ。
ストレートでも抗がん剤後はクルクル。
これは多くの方も同じケースらしく、たいてい天然パーマのクルクルに変ります。
気になるのであれば縮毛矯正をするのも手です。
私はたまたま寒い季節がメインでしたのでラッキーでしたが、夏を越す方はたいへんだと思います。
やはりウイッグは蒸れて暑いようです。
今は新型コロナのこともあって、マスクもするでしょう?
今年、抗がん剤治療を受ける方はくれぐれも熱中症に気を付けてくださいね。
以上、
今回は手ぬぐい帽子、夏のウイッグ・帽子の対策のお話でした。
ウイッグは皆さん苦労されているようで、他にもいろいろな技があるかと思います。
機会があったらまたご紹介したいと思います。
抗がん剤治療中の皆さん、どうぞくれぐれも熱中症には気を付けてお過ごしください。
手ぬぐい帽子と夏のウイッグ対策のまとめ
抗がん剤治療中の方にとって、髪の毛の問題は大きな悩みの一つです。しかし、手ぬぐい帽子や夏のウイッグ対策を通じて、この期間を少しでも快適に過ごすことができます。これらの対策は、簡単で経済的な方法から、少し工夫が必要な方法まで様々ですが、それぞれのニーズに合わせて選ぶことができます。
手ぬぐい帽子の魅力と作り方
- 簡単で実用的: 手ぬぐい帽子は、初心者でも簡単に作れるのが魅力です。動画や写真を参考に、手ぬぐいを折り、縫うだけで完成します。
- 肌に優しい素材: 抗がん剤治療中の敏感な肌にも優しい木綿素材が最適です。100円ショップで手に入る手ぬぐいは、肌触りが良く、長時間の着用にも適しています。
- 多様なデザイン: 手ぬぐい帽子は、色々なデザインや折り方でアレンジ可能。剣道の面やタオル帽子のような用途にも応用できます。
夏のウイッグ対策
- 蒸れと汗の問題: 夏場のウイッグは蒸れや汗が問題になります。これに対処するために、様々なアイデアがあります。
- 汗取り対策: ウイッグ用のインナーキャップや汗取りパッド、汗脇パット、生理用ナプキンなどを使用して、汗を効果的に吸収します。
- 涼感対策: アイスノンミストや冷えピタをウイッグの内側に使用し、涼感を得ることができます。
- ニオイ対策: デオドラントスプレーやファブリーズを使用して、ウイッグのニオイを抑えることが可能です。
まとめ
抗がん剤治療を受けている方々が、これらのアイデアを活用して、日々の生活に少しでも安心と快適さを見出せることを願っています。
出典:
ウィッグ専用汗取りパッド ウィッグ用グッズ|リネアストリア
医療用ウィッグキャップ| 医療用ウィッグ帽子やかつらの通販サイトWithWig
医療用ケア帽子(ケアハット)がんCARE用品のことならキスマイライフ