「乳がん」は女性のがんではトップで、羅漢率は年々増え続け、最新の統計では9人に1人は乳がん経験者と言われています。
近年の医療技術の進歩から、人口は多いけれど死亡率は少ない、つまり乳がんは治るガンになりつつある昨今。
正しい情報と知識を得るため、なるべくたくさんの支持がある本をピックアップしてみました。
今回は、自分や家族が乳がんになったとき、まず始めに手にしたい本の紹介です。
国立がん研究センターの乳がんの本 (国立がん研究センターのがんの本)
国立がん研究センター中央病院の先生方の監修のもと、読者の方が知りたいことについて丁寧に解説してくれている本です。
病期やサブタイプでことなる治療の選択肢を易しく解説。最新の薬物療法や乳房再建術、再発・転移の治療まで。
国立がん研究センターの信頼できる一冊です。
患者側の立場で書かれているので、特に医療的な知識がなくても理解できる内容です。
乳がんの専門医たちが患者に勧める、あまりに有名な国立がん研究センターの安心の一冊。
出版社
小学館クリエイティブ
著者監修
木下/貴之
国立がん研究センター中央病院乳腺外科科長。乳腺専門医・指導医、マンモグラフィ精度管理中央委員会読影認定医、乳房再建エキスパンダー責任医師。
田村/研治
国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科科長/通院治療センター長。日本内科学会認定内科医、日本臨床腫瘍学会、がん薬物療法専門医・指導医。
価格
単行本 ¥1,980
乳癌日記 胸の小さな痛みから始まった乳癌闘病記
40代の著者による、胸の小さな痛みから始まったコミックエッセイ版「乳癌闘病記」。治療開始から、手術、そし
て寛解するまでに起きた様々な出来事を、同病患者に役立つ情報を数多く盛り込みながら綴っています。コミックなので読みやすい本です。
ひそかにプロである看護師さんも読まれているのだとか。
乳がんと告知されてからの前向きに立ち向かう姿がリアルに描かれている本です。
乳癌が気になる方はもちろん、癌全体について患者目線で知識を深めたい当事者、サポートする方にオススメ。
出版社
廣済堂出版
著者監修
夢野かつき (著)
榊原淳太(千葉大学医学部付属病院ブレストセンター) (監修)
価格
¥1,650
患者さんのための乳がん診療ガイドライン
納得のいく医療を受けるためには、患者さんが標準治療(=最善の治療)や診療方法について正しく理解したうえで、医師と相談し、ご自身に合った治療を選択することが重要です。
本書は、乳がんの患者さんやそのご家族が、いま知りたいことについて、正しい情報をわかりやすく得られるよう医師と患者さん、看護師、薬剤師が力を合わせ作成した書籍です。
最新の情報をもとに、患者さんからの計64の質問(Q)に対する回答(A)と解説を掲載しています。
読みやすい文体で、現在の標準療法について平易に、かつ過不足なく書いている、乳がんの基本的な知識を得たい方におすすめの本。
出版社
金原出版
著者監修
日本乳癌学会 (編集)
価格
¥
乳がんと診断されたらすぐに読みたい本 ~私たち100人の乳がん体験記
本書の前半は著者の体験談。乳がんの発覚から手術、抗がん剤治療、リハビリ、ホルモン療法といった治療全般に関することに加えて、気になる治療費のこと、髪の毛(抗がん剤治療で脱毛)やウィッグのこと、仕事のこと、告知、がん保険、治療中の子育て、術後も温泉に行くには……など、生活に関するさまざまな疑問や問題について、明るく、ときにユーモラスに語っています。後半部分では、約120名ものさまざまなタイプやステージ、治療内容を選択した闘病仲間たちの治療・生活に関する「本音」を円グラフやコメントで紹介しています。乳がんと診断されたばかりで「これからどうしたらよいかわからない」と困っている方におすすめの一冊です。
出版社
健康ジャーナル社
著者監修
豊増さくらと乳がん患者会bambi*組
価格
¥1,540
聖路加国際病院 乳がん術後の心と体を守るダイエット
乳がんの治療では副作用で体重が増加しやすく、一方で治療後の体重コントロールについての情報は少ないため、食事に悩む患者さんは多く、巷の極端な食事療法や極端なダイエットで心身を崩す例が少なくありません。
聖路加国際病院では「乳がんサバイバーのための運動と食事による、体重や体調のコントロール」の研究と実践に取り組んでいます。そのノウハウを紹介した本です。
出版社
女子栄養大学出版部
著者監修
山内 英子
価格
¥1,760
乳がんがよくわかる本―安心して納得の治療を受けるために
乳がん治療の現状を、最新治療法とともにわかりやすく紹介。乳がん治療の第一人者が伝える、安心して納得の治療を受けるための1冊。
乳がん治療の最前線で活躍する医師が経験×実績×最新医療データ×統計データなど医学的エビデンスに基づいてまとめた解説書。
出版社
つちや書店
著者監修
井本 滋
1960年東京生まれ。1985年慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学病院外科。1988年慶應義塾大学医学部 一般消化器外科学教室。1992年国立がんセンター東病院乳腺外科、2001年同病院乳腺科医長。2007年杏林大学医学部教授、外科学(乳腺)。日本外科学会指導医、日本乳癌学会評議員・専門医。日本乳癌検診学会・日本臨床、外科学会評議員。日本外科系連合学会、日本癌治療学会がん治療認定医。財団法人がん研究振興財団第30回がん研究助成金受賞。刀林賞受賞。2009年田宮記念賞受賞。
価格
¥1,595
お医者さんが薦める免疫力をあげるレシピ~かんたん美味しくがん&ウイルス対策
普段の食事で手軽に・美味しく免疫力アップ! 医学博士が薦める体の免疫力をアップさせるレシピ。
主食や副菜、丼もの、おつまみ、万能ソースなど日常的に使える45レシピをご紹介。
免疫力をいい状態に保つためには、「適度な運動をすること」、「ストレスをためない」、「よく寝ること」などいろいろありますが、最も大きく貢献することは「毎日のごはんでしっかり栄養をとること」です。
この本では、栄養と体の働きをご紹介しながら、免疫細胞が喜ぶレシピをまとめました。簡単にできるものばかりですから、是非毎日のごはんづくりの参考にしてください。
出版社
株式会社三空出版
著者監修
著者:大塚亮(おおつかりょう)
おおつか医院院長。医学博士。
循環器専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医大阪市立大学医学部附属病院循環器内科、ニューヨーク州 Columbia University Irving Medical Center, NewYork–Presbyterian Hospital、西宮渡辺心臓脳・血管センター勤務を経て、おおつか医院院長に就任。
日本内科学会・日本循環器学会・日本抗加齢医学会に所属。
料理監修:高橋 ミナ
フランス在住。嵯峨美術短期大学ヴィジュアルデザイン科卒業。
美術大学講師を経て渡欧。現在はブルターニュ地方レンヌにて、日本食レストラン「Fuji」を営むとともに、フードコーディネータとしても活躍。
本書では料理・スタイリング・撮影を担当。
協力:ナチュレライフ編集部
「自然の恵みで健康・キレイになる」をテーマに食・コスメ・情報を提供するライフスタイルブランド。
可能な限り添加物を使用しない健康食品やコスメをはじめ、医師や農業法人とのコラボレーションによるハイクオリティで身体に優しい商品を展開。
一方で最新の栄養学を基にした書籍の編集協力やメディアづくりも手掛ける。
価格
¥1,320