室井佑月さんの乳がんと豊胸手術とマンモグラフィー

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室井佑月さんの乳がんと豊胸手術とマンモグラフィーマンモグラフィー
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室井佑月さんの乳がん公表のニュースが飛び込んできました。
最近は芸能人でも(あ、この方は自称作家でしたっけ?)乳がんを公表する人が増えました。
それだけ乳がん患者が増えているということですかね。

室井佑月さんのしこりの大きさは1・2~2センチで、リンパ節への転移はなく、医師からはステージ1か2と言われているとのことです。

(ここでちょっと疑問。センチネルリンパ節に転移しているかどうかは手術のときに調べて判明するので、転移については現時点ではわからないのでは?)

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室井佑月さんの乳がん:しこり発見のきっかけ

室井佑月さんの乳がん

2日放送の文化放送『大竹まことゴールデンラジオ』でしこり発見のきっかけについて聞かれると、

「もみもみしてだよ、自分で。もみもみしたら、しこりがあったから、翌日すぐ病院に行った」

と、笑いながら告白していました。

きっかけなんてなんでもいいですが(私なんて夢のおつげだったし)、問題は室井佑月さんが豊胸手術をしていたせいで、マンモグラフィーを受けていなかったこと

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室井佑月さんの乳がん:豊胸手術

マンモグラフィーは「若気の至りで(豊胸のため)食塩水を入れているので受けられなかった」と言っていました。

たまたま、持病の糖尿病があって3か月に一度の血液検査はしていたそうですが、やっぱり40歳過ぎたらマンモグラフィーは必須かと思います。

けれど豊胸手術で胸に詰め物をしている人は、マンモグラフィーは胸をかなりの圧力で押しつぶして撮影するので検査を断わる病院がほとんどなんですよね・・・。

もしこれから豊胸手術をする考えをお持ちの方は、よくよく考えてからにしてください。
見た目の美しさを求めて軽い気持ちで豊胸手術すると、乳がんを見落とす危険があります。

豊胸手術乳のリスクが何かを考えてみて下さい。
乳がん発見のきっかけを失い、命も失うこともあるということを。

ただ、強く希望する場合は、撮影に伴うトラブル、検査精度の低下について同意したうえで検査してくれる病院もあるようなので、病院側に尋ねてみると良いかと思います。

室井佑月さんの乳がん:豊胸手術

マンモグラフィ検査について

マンモグラフィは乳房のX線撮影のことを言います。
専用のレントゲン装置を使って撮影します。乳房全体が写し出されるように片方の乳房につき2方向撮影します。

視触診だけでは発見できないような小さなしこりや、ごく早期の乳がんのサイン(石灰化)をキャッチできます。

ただし、若い方は乳腺密度が高いためしこりが見つけにくいことがあるので向きません。

乳房を縦と横に押しつぶして撮影するので、挟む痛さがあります。
乳房を餅のように潰して撮影しますが、豊胸手術を受けていると、胸に入れたシリコンなり食塩なりが押しつぶされ破壊される危険があるのです。

マンモグラフィ検査

豊胸手術と乳房再建術

ちなみに乳がんなどの切除後に行われる手術は「乳房再建術」と呼ばれ、豊胸手術とは区別されます。

乳房再建術は自分のお腹が背中の贅肉を使う方法と、人工乳房を使う方法があります。
どちらも一長一短のようですね。

昔は「乳房再建術」も保険適応外でしたが、保険診療の対象になりました。

2006年の診療報酬の改定によって、乳房切除術後の自家組織による乳房再建は一部保険適用が認められました。また、2013年7月には人工乳房による乳房再建に関しての保険適用が認められました。

乳房再建について
大まかに言って、乳房再建の方法は2種類あります。それは「自分の身体の一部を切り取って胸に移植する方法」と「人工乳房を胸に挿入する方法」です。また、どちらか一つのこともありますが、併用することもあります。それぞれメリットとデメリットがあります。

室井佑月さんの乳がん まとめ

私が乳がん全摘手術にした理由

最近は芸能人の乳がんの告白が多いですが、今回の室井佑月さんの乳がん報道の功績は、豊胸バックのリスクを知らせてくれたことかもしれません。

きっと頭では理解していても、具体的にリスクを経験したことがある人がいることによってイメージしやすかったのではないでしょうか。

ちなみに私個人は豊胸手術を否定しているのはありません。
ただ、リスクをきちんと理解して手術に臨んでほしいとは思っています。

その点での今回の室井佑月さんの乳がん報道は役に立ったといえるのではないでしょうか。

室井佑月さんは手術後はゆっくり療養に専念して、テレビなどの言動活動を控えられてこれからはずっと養生していただきたいですね。

室井佑月プロフィール

生年月日1970年(昭和45年)
血液型B型
1970年青森生まれ。ミス栃木、モデル、女優、レースクイーン、銀座のクラブホステスなどの職業を経た後、97年に「小説新潮」5月号の「読者による『性の小説』」に入選。
以後、「小説現代」「小説すばる」などに作品を発表し、98年に『熱帯植物園』(新潮社)を上梓した。 さらに同年『血い花(あかいはな)』(集英社)を発表。99年9月には『piss』を講談社より刊行した。最近では活動の幅を広げて、若い女性の代弁者、恋愛の教祖、そしてお母さん、という立場からテレビ・ラジオでコメンテーター、シンポジウムで
パネリストとして活躍中。
近著に「ぷちすとハイパー!」(中央公論新社)
「ママの神様」(講談社)がある。